底辺人間記録

底辺人間の行き場なき思考の肥溜め

また働くことになったので改めて仕事について考える

また働くことになりました

飢えて干からびるまでニートするしかないと思っていたのだが、なんとご縁があって仕事を貰えることになった。ありがたいことである。人生何があるか分かりませんね。

 

 

仕事について考える

改めて仕事という概念について考えてみる。私にとって仕事とは生存のための手段に過ぎないので、深く考えたことは正直あまりない。仕事に仕事以上の意味があるとは思えないし、何か私の思考センサーに引っかかるようなポイントも見当たらない。ニートの間も仕事をしたいと思ったことは一度たりともなく、仕事から離れられて清々しい気持ちで毎日を過ごしていた。だんだんと迫り来る飢えの不安によって仕事しなきゃなと義務的に考えたことはあったけれど、結局今のいままで職探しするには至らなかった。不快を避ける為に仕方なく。つまるところ今の私にとって、仕事はそれ以上でもそれ以下でもない。屋根無し生活や飢え、或いはそれらに対する危惧の念に耐え続けるより、せっかくチャンスを貰えたのだし、働いた方がが幾分かマシだろう。そう思ったから働くことに決めた、それだけである。

 

 

死はない

ところが世の中には私と正反対であるような人々がいる。彼らは仕事において向上すること、より多くのスキルを獲得し、より重い責任を背負い、より高い地位につき、より大きく事業を拡大することに命をかけるのである。また命をかけるまではいかなくても、それらのことが楽しくて楽しくて仕方ないのである。なぜだか分からず世界が存在し、なぜだか分からず私が存在し、なぜだかその私が死ぬことは既に決まっているこの人生とは一体なんなのか。そのことを考えることが最重要としか思えない私には、どうしてそうできるのか全く分からない。分からないのだけど、羨ましく思う。死を忘れられる、それこそ人間が人生に刃向かえる最も強い武器だからである。私は確かに死ぬのだけれど、その死を自覚することはどこまでもできない。そのことにおいて第一人称にとっての人生の真実とは「死はない」ということに他ならない。その真実に基づいて生きることこそ、最も正しい生であると私は思うからである。

 

 

頑張るぞ

今度始まる仕事で少しでもその手掛かりを掴みとりたいものである。せめて今までのように思考停止でただ黙々と目の前の作業をこなすだけのような状態からは卒業しよう。生きる為に働くとは言え、働くこととて、その生きることの一部なのであるから、蔑ろにするべきではないのだろう。ともかく、また人生の転機である。いい方に傾くように祈ると同時に色々頑張っていきたい。

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