底辺人間記録

底辺人間の行き場なき思考の肥溜め

読むことを取り戻したい

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何も書くことがなくて、寝る間際になって無理やり言葉を絞り出す。いつもこのパターン、休みの日でも全く同じ。なんだかもうちょっと飽きてきたな。そろそろ変化が欲しいと思う今日この頃である。変化していない理由は明確で、もちろん何も取り入れていないからである。なんだかいっそ自分の中で本を読むハードルが上がっている感じがする。物理的なハードルがないよう、いつも手元に置いているのに開くことが滅多にない。すごく頑張って開いても2ページも読めないで閉じてしまう。そんな日々を繰り返しているから、自分の中にある言葉が一向に増えない。増えないから書きたいことを捻出できない。

 

 

2

昔は本は私の人生の苦しみを救ってくれるものでした。読めば読むほど救われる感覚があって、なるほどこう考えていけば良かったんだとどんどん苦しみから解放してくれる新しい視点を取り入れることで、人生は格段に良くなっていった。その途中で私の関心事も変わった。色々な本を読んでいくうち、世界の構造や人間の認識、自分という存在を紐解く面白さに気づいたからだ。私は更に多くの本を読み漁った。しかしまたその途中で今度は自分の才能の壁にぶつかった。平易な日本語で書かれているのに、何度読んでもその意味が分からないような哲学的に難解な本を前に、私は読書に挫折した。そして今もまだそこからうまく立ち直れずにいる。哲学以外の本はたいてい興味がわかないのに、哲学は難しくて理解ができない。もはや何の本にも手をつけることがなくなって、長い月日が経った。

 

 

3

でも書くということはやはり読むということとは切り離せないのだと思う。切り離してしまえば今の私のようにいつまでも進歩のない変わり映えのない文章しか書けなくなる。それでいいと思う人はもちろんそれでいいのだけど、自分的には物足りなさを感じてしまう。今の自分に書きたいことなんかないけれど、今書いてることをこのまま書き続けたくないという思いだけははっきりしている。

 

 

4

どうしたらまた読めるようになるのか。これが私の今の課題だ。哲学書以外でも良いと自分に許容してみたところで、興味がないものはないので改善はきっとされない。たぶん、つべこべ言わずに読め!これしかないんだろうな。読んでも分からないならその分からなさを考えろ。哲学好きを語るなら、これは当たり前の所作でしょ。はい…そうですね。読む!とにかく読む!明日から肝に銘じて、頭にも命じて、本のある暮らしを徐々に取り戻したいと思います。(あれ、前もこんな記事書かなかったけ?)

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