底辺人間記録

底辺人間の行き場なき思考の肥溜め

全てに嫌気がさしても

1

およそ存在する全てのものに対して、嫌気がさす。如何なる存在も許すことができない。そこにあることが耐えられない。何もかもに対してむしゃくしゃし、とにかく喚き散らしたい。そんな感情に私はよくなる。でもいい大人なので我慢してグッと堪えて、ギリギリ理性で押さえ込んでは、人間の振りをしながら仕方なく日々を生きていく。時間が流れる限り、投げ出したくとも投げ出すことはできないから。生きることが大好きだから、生きられる内容はどうしたって受け入れなければならない。嫌気がさしても、嫌気がさしたままで前に進むしかない。

 

 

2

何か一つでも希望はないのだろうか。そんなことを考えてみても、およそ何も思いつくことはできない。心に余裕がないまま時間だけは過ぎていき、苦しみは延々とこびりついている。脱出する方法は何もない。ギリギリの理性がいつ崩壊するか気が気でない毎日をビクビクと生きて、今日も崩壊しなくて良かったとただ安堵する。明日のことなど何も考えられない。その先の未来のことはもっと考えられない。とにもかくにも今日を生き延びる、それだけが私のやるべきことで、私の唯一のできることだ。

 

 

3

どうしたらちゃんと生きられるのか、そんなことを思う時もあったけれど、自分にはできないのだとすっかり諦めている。だからちゃんと生きられない代わりにせめてこのブログを始めた。本格的に狂ってしまわないために、明日もここに書きに来なければならないという縛りを課して、理性を繋げてきた。自分の軌跡も確認することができるから、自信に繋がるはずだと考えた。しかしやはり何もかもに嫌気がさす。生きていることは大好きであるのに、生きていくことは相変わらず大嫌いだ。

 

 

4

もうおよそどんな言葉も自分の内に入ってこない。言葉ではこの現状を変えることはできないと知っているから。私に足りないものは何もない。何かが足りないからこんな現状が広がっているのではない。人生とはなべてそういうものである。心に余裕があったところで、全てに嫌気ではなく愛や慈悲を込めたところで、変わるのは所詮、私の少しの生きやすさである。なんの希望にもなりはしない。嫌気を抱えたまま生きる他ないのだ。いっそ狂ってしまっても構わない。どうせ喚き散らしても、投げ出すことはできないから。立ち止まって存分に喚き散らせばいい。そうすれば、多少は憂さ晴らしになるだろう。とにかく前に進むために、あらゆることを切り捨て、あらゆる手段を駆使していきましょう。

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