モチベとしての自惚れ
あくまで心構えというかスタンスの話として、私はブログを書くとき、自分の書く記事が一番面白いという気持ちで書いている。来る日も来る日もこうしてブログを更新し続けられているのはその思いに支えられている部分も大きい。こんな面白い記事書く人私以外にいないだろ。そんなひどく自惚れた態度で、毎晩キーボードを叩いているのである。実際がそうでないことは言うまでもないが、モチベーションの糧として掲げるくらいはどうか許してほしい。
欲望と現実を繋ぐための自惚れ
文章を書いてネットに載せる。何気ないそれだけの行為だが、私には自惚れなきゃできないことである。考えなくても、世の中には私なんかと比べるのすらおこがましいような優れたブログや作品を仕上げている人が、数えきれないほどに多く存在していることは自明であるのだから、そんな中で底辺の私が今さら何かを生み出したところで、なんの意味があると言うのか。冷静に現実を見つめれば、そのような心情に至ってしまうのである。しかし私は書きたい、書きたくて仕方ない。その捨てられない欲望と変えられない現実をうまく繋ぐために自惚れが必要不可欠なのだ。大丈夫、私の文章はこんなに面白い。ほら、そうでしょ？自分でそう思えてこそ、書く気になれるし書く意味があるというものだ。たとえ現実では少しもそうでなくても、自分だけはそう思ってあげるから。だから安心して書きない。安心して毎日更新でもしてなさい。
武器としての自惚れ
やりたいことをやるのにも方法がいると私は思う。やりたいことならただやりゃあいいやんと腹を括るのはすごく難しいからである。腹を括れない人が自分のやりたいを貫こうと思ったら何かしらの武器を装備しなければならない。つまり自分が「やれる」と思える状況を常に保っておく必要があるのだ。いつでもやれる環境に身を置くとか、いつでもやれるモチベの糧を握っておくとか、そういう自分が「可能だ」と思える条件を先に準備しておいてから、自分のやりたいを出迎えにいくのである。そうすれば腹を括らなくとも、自分のやりたいを自然にやり続けることができるのだ。
方法としての自惚れ
私にとっては、その武器が自惚れだったのだ。当たり前だが、自惚れればいくらでも自分を最強に据え置くことができるのだから、やらない理由を並べて自分のやりたいに嘘をつくことはもう許されないのである。本気で自分が最強であると勘違いし、他人にもその認識を強要するような自惚れははよくないが、あくまで方法論として自分一人で密かに掲げるなら、自惚れは悪くない武器であるように思うのである。
