世界一になりたい
自分のやりたくないことではない前提で、何かの世界一になれるとしたら、「ふーん、まぁやってもいいよ」くらいの気持ちにならないだろうか。だって世界一ですよ。世界一。そんな機会凡人にはそうそうないし、死ぬ時に世界一になったんだって振り返ることのできる人生って少し羨ましくないですか?私は端的に羨ましい。死ぬまでに機会がなかったのならそれまでだけど、機会があったのに蔑ろにしてしまったとしたら絶対後悔する。そう確信するくらいには世界一の称号が欲しいと思っている。
一つでいいからさ
世は大競争時代。富、名声、力、この世の全てを手に入れたいというほど強欲ではないけれど、せめて一つくらい私は世界で一番なんだって思いたい。いやもうぶっちゃ世界一でなくてもいいよ。地元一くらいでもいいし、なんなら私の周り限定でもいい。これだけは他人に負けないって思えるようなものが欲しいんよ。もう実際とか関係なく、「そう思える」だけでいいからさ、一つくらいなんかないかな。
既に世界一ですよ
あるよ。ほら「自分に関すること」ならあなた、いつだって世界一じゃない。世界で一番自分を快適にできるのは自分だし、世界で一番自分の好みを知っているのは自分だし、世界で一番自分を大事にできるのは自分以外の誰でもないんだから。自分を軸にしたら全部全部、あなた世界一ですよ。
でもすごくないやん
そうはそう。そうだけれども、でもそれって「誰にでも」同じことが言えるじゃん。誰でも世界で一番自分を快適にできるのは自分だし、誰でも世界で一番自分の好みを知っているのは自分だし、誰でも世界で一番自分を大事にできるのは自分だけなのだから、そんなのちっとも「すごく」ない。私は他人に負けないものが欲しいのに、誰もがそうなら、その「世界一」にはなんの意味もないじゃん。
ぐぅ正論
いやいや、そんなことないよ。だって「誰でも」そうなのだとしても、結局他の誰でもないあなたにとっては、あなた自身が世界一なのだから。「意味」はちゃんとある。その意味に自分が納得するかどうかは別問題だし、しかもそれは自分次第なのよ。
世界一難しい
そうなのかもしれない。つまるところ私は世界一になりたいのでなく、他人に「すごい」と思われたいだけではないか。うん、腑に落ちるわ。そして、それは自分で自分を認められていない裏返しなのだろうな。でも、どうしたら自分を認められるんやろか。うーん、世界一難しくない?認められたら死ぬ時後悔しないんだろうけど、生きている時に認めたらなんか諦めた感が拭えんもん。
今まで書いたのはなんだったん
はぁぁ世界一になりてぇな。